大の大人が笑って泣けるヒーローもの/「センゴクプー」


TEAM 発砲・B・ZIN  vol.19  「センゴクプー」

 【作品コンセプト】

 〔大の大人が笑って泣けるヒーローもの〕を展開する発砲・B・ZINの21世紀最初のヒーロー物は、ナント“時代劇”!! 

 新選組を題材に描いた93年の「ダンダラ、ダンダンダン!2」以来、劇団としては実に7年振りのチャンバラ芝居であり、近年のSFアクション路線に加え、新世紀にふさわしい新たなシリーズを予感させる。
 「センゴクプー」は、“弁は剣よりも強し!”をモットーに得意の話術と洞察力で戦国の世を渡り歩くはぐれ侍“風助”の活躍を描く痛快チャンバラコメディ。暴力や権力を嫌う風助の得意技は“敵の体ではなく心に斬り込む”心理戦。その抱腹絶倒の詭弁の数々が、殺伐とした戦国の世にさわやかな風を巻き起こしてゆく。

 作品のタイトルは、仕官が常の戦国の世で、どこにも属さず一人風のごとく生きる主人公のプー太郎的イメージからついたものだが、風助は目的もなくフラフラしている現代のプー太郎とは一味違う。力が全ての戦国の世に抗い、己の主義を貫かんと敢えて自由の道を選んだ、風は風でも時代に仇なす“逆巻く風”なのだ。それは作品テーマそのものでもあり、“弁VS剣”という一風変わった構図の中には、ともすれば一つの価値観に支配されがちな世の中に対する挑戦の意味が含まれている。

 「センゴクプー」は、従来のチャンバラ物とは一線を画す“新感覚真剣劇”として、発砲・B・ZINが贈る21世紀の野心作だ…!

 【さて、その物語は…】

 時は戦国。織田信長が今川義元を破り、全国にその名を轟かせていた頃。世の中には下克上の気運が高まり、侍達はみな天下を夢見て日々合戦に明け暮れていた。
 だが、この越中の国に、時代に逆らい、風のごとく飄々と生きる一人の男がいた。彼の名は風助。暴力と権力を極度に嫌い、得意の話術と洞察力を武器に戦国の世を渡り歩く詐欺師まがいのはぐれ侍である。
 そんな風助とひょんな事から行動を共にする事となった雷蔵は、下克上の世にあって出世を願い、武功をあげんと息巻く今時の武士。性格の違う二人は事あるごとに衝突するが、「人を捉えるのは力ではなく心だ」という風助の考えに触れた雷蔵は、いつしかその生きざまに惹かれてゆく。
 だが、そんな風助の存在を時代が許すはずがない。時の領主である天城嵐山は、武士の面目を保たんと風助抹殺を全軍に指示。だが、風助もここが男の見せ所と、天城軍に一泡吹かせんと一世一代の大勝負に出る。押し寄せる大軍勢を迎え撃つ風助の奇策とは…?そして最後に勝利を収めるのは、果たして、弁か?剣か?


■公演日/1月10日〜23日 →くわしくはこちら
■作・演出/出演/きだつよし
■出演/平野くんじ・工藤順矢・小林愛・武藤陶子・西ノ園達大
     ・森貞文則・タケウチヤスコ・吉田トモ・他
■ゲスト/小山剛志(Globe)・他
■料金/全席指定/ 前売・当日4,000円/
■ご予約・お問合せ/TEAM 発砲・B・ZIN
              TEL.03−3205−2875

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