第11回下北沢演劇祭に出演する『グループC』は、本多劇場の大岩正弘さん率いるグループで、今回で8回目の出演になります。
メンバーは7人、年齢層は20代〜70代迄と幅広く、この地域の現町会長なども在籍しているという“地元密着”スタイル。
練習は今年になってから、毎土、日曜の午後に行なってきました。
★メンバーの方にお話を伺いました。
―劇を演じる魅力は―
「一つのものを皆で作り上げていく致達感、充実感、そして、出来上がっていくプロセスで、これが楽しくてたまらないです。」
100%満足という事はまずなく、後から、ああすれば良かった、こうすれば良かったと思う事が多々沸き上がってくる、だからこそ続けていけるそうです。
地元のグループだけに、「毎年、地域の方々がたくさん観に来てくださり、温かい言葉をかけていただいたりして地域との良いふれあいになっているのもうれしいことです。」とのことでした。
今回の上演作品は『千年の贈り物』。
家庭劇を得意とするグループCが、21世紀、節目の年にあたって、これからの家庭というものはどうなっていくのであろうかという事を踏まえて、この劇を上演します。
脚本は大岩真理さんのオリジナル。
通し稽古では、皆さん和気あいあいで熱心、大岩正弘さんの指導も熱のこもったもので“さすが”といった感じです。メンバーの人達もそれに応えて頑張っていました。素人の域を越えています。
ストーリーも見ていて面白く飽きさせず、考えさせられる場面もあって、時間の過ぎるのがとてもなく速く感じ、また、より多くの方々に見ていただきたいと思いました。
入場は無料でもありますから、足を運んでみては如何でしょう。
(石井記)
☆
■作=大岩真理
■演出=大岩正弘
■出演=四ツ井清、松原佳子、藤原実、花輪美枝、横山悦子、
平林真万季、森田清治
■日時=〔2月22日・23日〕7時30分、〔同24日〕3時・7時30分、
〔同25日〕3時 (開場は開演30分前)
■場所=OFF・OFFシアター
■全席自由 入場無料
■企画・制作=第11回下北沢演劇祭実行委員会、
本多劇場グループ、本多一夫
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