 動物電気 2001年 年度末公演 地方自治劇『運べ
重い物を 北へ』格闘社会派団体演劇系として、社会派なテーマをもとに、公演を行ってきた動物電気であります。2000年の年末、20世紀の終わりには、ちょっと毛色を変えて、まちかど青春群像「ああ、大地に頭から」を上演いたしました。そして今回は3月、年度末です。動物電気には世紀末とか年末よりも、年度末の方が何やら似合う気がします。
21世紀、第一回目の動物電気公演は、地方自治劇
『運べ 重い物を 北へ』であります。
何故地方か、自治か、劇か。
つくづく東京には人が多いなあと思い、どこかに移ればいいのに、もっと散ればいいのに、どこかにもっと楽しい所が、住みやすい所があるはず→地方、というわけです。そして、地方自治というのは、今まで動物電気が取り上げてきたテーマ、（福祉など）とならべても、同じくらい重大なテーマであり、また、地方と動物電気とは何やら相性がよさそうで、劇、というわけです。
時代設定は、現代。舞台はどこかの地方都市。地方自治がかかえる問題、ダムとか、道路とか、嫁不足とかに、体ごとぶつかっていくつもりであります。
ああ、地方。21世紀には、動物電気の活動の拠点自体を地方にうつし、年2回とか3回、東京で公演やるのもよいかとさえ思っています。牧場仕事の合い間にコントを作ったり、流氷に向かって発声練習するなど、ワクワクします。格闘の相手も熊です。金太郎ですな。
久々に、○○劇とテーマを堂々とかまえ、ケガだけは、いや、毎回ケガはしているから、大ケガだけはしないよう願いながら、この重大なテーマに臨んでいきたいと思っています。
2001年正月
政岡泰志
|
