シェイクスピア2作品連続上演/世田谷パブリックシアター


万作の会十世田谷パプリックシアター提携公演
「まちがいの狂言」
シェイクスピア作「まちがいの喜劇』より
高橋康也:作、野村寓斎:演出

 世田谷パブリックシアターは世界中で現在も上演されつづけ、永遠の力をもちつづけているシェイクスピアの作品を4月と6月に上演します。
 4月は狂言の「万作の会」との提携公演による「まちがいの狂言」、6月は20世紀末、パリで大絶賛されたピーター・ブルック演出の「ハムレットの悲劇」が来日公演を行います。

 野村寓斎演出「まちがいの狂言』は、シェイクスピアの初期の作品で、シェイクスピアがブラウトウスの「メナエクムス兄弟』を下敷きに書かれたといわれている「まちがいの喜劇』から題材をとり、日本を代表するシェイクスピア学者、高橋康也が万作の会のために書き下ろした新作狂言です。
 万作の会は1991年英国で開催されたジャパン・フェスティバルの参加作品として、「ウィンザーの陽気な女房たち」に材をとり、やはり高橋康也書き下ろしによる新作狂言「法螺侍」を東京グロープ座と英国(マーメイドシアター、その他)で、その後、この作品は香港、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでも上演され好評を博しました。

注目の狂言師・野村寓斎、異文化への挑戦

 野村寓斎は1966年生まれ、野村万作の長男。3才の時から舞台を踏み、狂言師として活躍する、現在最も注自されている表現者の一人。1994年に文化庁の派遣により、英国に1年間留学し、時代とともに変容を遂げつづけているシェイクスピア作品に出会い、今日には今日のシェイクスピアがあることを学ぷとともに、狂言が非常に優れた技術をもった演劇形態であることを確信して帰国しました。

<ストーリー>
 『まちがいの狂言』は二組の双子の兄弟の取り違えが巻き起こす騒動を描いた『まちがいの喜劇』を基に、舞台を室町時代の瀬戸内海沿岸の小国、黒草の国に移して描かれます。


■日 時/4月21日(土)〜28日(土)
■場 所/世田谷パブリックシアター
■問合せ/T E L.03−5432−1526

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