携帯電話のインターネット接続により特急券（座席指定券）を予約・購入し、その情報を記録した携帯電話を特急券代わりにして、指定座席に乗車できるサービスが小田急ロマンスカーで今年７月から始まる。
小田急ロマンスカーは、箱根や江の島・鎌倉へのショッピング、旅行、通勤用として年間約千三百万人の利用客がある。携帯電話によるこの「チケットレス乗車サーピスシステム」、鉄道会社では小田急が初めてだ。
このサービスを利用するときは駅の窓口で事前に、このシステム専用の
「特急ポイント」 を購入しておく。特急券を必要とするとき、携帯電話でどこからでも特急座席が確保できるので、駅窓口や自動券売機で特急券を入手する手間や時間が省ける他、特急券情報は車掌が専用の携帯端末を使用して確認するため車内での検札もなくなる。
尚、このシステムの対応携帯電話会社は、ＮＴＴドコモ
（ｉモード）、ＫＤＤＩ グループ （ｅＺｗｅｂ）、Ｊ−フォン
（Ｊ−スカイ） の各社。
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特急券購入から乗車までのフロー |
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（１）駅窓口で 「特急ポイント」 を購入 （1，000円以上）、会員に登録。
（２）携帯電話からインターネットで予約・購入サイトに接続。
（３）乗車する日時、行き先、時間により空席の特急を検索。
（４）「特急ポイント」 で特急券を購入、携帯電話に情報を記録。
（５）指定した列車の座席にチケットレスで乗車。
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【 サーピス概要 】
（１）サーピスの提供時間は、午前６時から午後11時まで。
（２）予約・購入できるのは、当日および翌日分のみ。
（通常窓口での前売発売は １ ケ月前からとなっている）
（３）特急の座席は４席まで購入可能で、禁煙・喫煙の指定もできる。
（４）列車の変更、払い戻しの手続きも、携帯電話の画面上で行える。
（払い戻しの際、所定の払戻し手数料は差し引かれる）
（５）購入した特急券の該当列車が事故等で運休になった場合は、
特急ポイントは自動的に戻される。
（６）携帯電話の電池切れ、故障などで座席番号が確認できない
場合は、駅の窓口で座席番号を記載した乗車証が発行される。
（７）購入された特急券情報は、専用の携帯端末を使用して車掌が
確認するため、原則として車内で携帯電話の確認はない。
（８）乗車券は、駅窓口か自動券売機で別途買い求める。 |
