「電車内で不快に感じることは…」


 多くの鉄道が張り巡る首都圏。近年、とくに若年層の車内マナーの悪さが指摘されている。

 こうしたおり、今年3月、小田急では同社モニターを対象に「駅構内や車内で特に迷惑に感じること」アンケート調査を行ったところ「車内での携帯電話の使用」が最も多く、着信音や会話の音量を6割以上の人が迷惑に感じているという結果がでた。

 「車内での携帯電話の使用」項目はアンケート開始以来連続して1位だ。携帯電話やPHSの電波が医療機器に影響を及ぼすおそれがあることを指摘する人もいた。
 次いで、上位に挙げられたのが喫煙コーナー以外での喫煙や禁煙時間が守られていない状態の「駅構内での喫煙」。そのほか、「ヘッドホンステレオの音漏れ」や、「座席の定員掛けがされていない状態」「リュックサックなど大きな荷物の扱い」など。
 いずれも毎年上位に挙げられ、乗客のちよっとした配慮で改善されるものがほとんどだった。

 同社では、こうした「マナー」などについて的を絞った意識調査を実施するため、年に一度「小田急アンケートモニター」を実施している。これは、性別・年令・利用区間など立場の異なるさまざまな乗客にモニターを依頼、アンケート回答を得る制度で、今年で4年目になる。

 小田急では、携帯電話の車内での使用を控えるよう、また、混雑した車内では電源切断などの協力を求めている。

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