匠建築

東京、世田谷にある㈱匠建築では４月15日迄国内産木材を使用したショートホームを展示説明しています。　「全国森林組合連合会」の協力により、国内産の木材による木造住宅の拡大を図ることを目的とする「ふるさとの木で家をつくる会」の一員となり、国内産木材の市場拡大に努めています。国内産は高いというイメージがありますが、全国森林組合連合会の協力により北海道から沖縄まで、どこの県の木材でも、輸入木材とほとんど変わらない価格で良質な木材が提供できます。
〔国内産の木材にこだわる理由〕
●気候風土の異なった場所よりも同じ国内の風土で育った木材の方が日本の住宅に適している。　●身近に木の環境があることが健康で長生きの秘訣といわれるくらい、木材は他のどの素材よりも人体に良い影響を与える。　木に含まれる成分には私達を落ち着かせる効果があるようです。実際にその主な成分ともいわれているフィトンチッドを使った実験でも血圧が下がり脈拍も落ち着く結果が出ています。ストレスの多い現代人にはリラックスできる木の空間が見直されています。　●日本の森林は外材に押され伐採量が減少し、現状では日本の森林を守ることが出来ない。国内産木材を使用して、森林を適切に管理し、森林を若返らせることは、地球温暖化の防止にもつながります。　●木材は鉄やコンクリートに比べて地球環境に対する負荷が小さい材料です。木材は吸収した二酸化炭素を燃やさない限り放出することはありません。木造住宅の集まった街は「都市の森林」と言われるくらいです。　●国内産の木材は外材に比べ耐久性に優れています。国内産の木材を用いて在来工法で家を新築した場合60年～70年は長持ちします。又、増改築も容易に出来ます。長持ちすれば建築廃材の量も減りエコロジー運動にも貢献出来ます。　環境に負荷の少ない、再生可能な資源として木材が注目されている今、日本の木、ふるさとの木で家を建ててみてはいかがでしょう。　ショートホームでは、外材と国内材の比較や説明を新設にしてくれました。興味のある方は、一度足を運ばれてはいかがでしょうか。 ■連絡先／　㈱匠建築　世田谷区深沢５-15-21　０３・３７０１・６８６１