新時代住宅用自動消火装置『ケスジャン』


大手住宅メーカーが標準採用

 独居高齢者の増加やバリアフリー対応など、一般住宅のセキュリティに関する関心が高まっているなか、防災面の画期的な住宅設備「火災警報機付ケスジャン」が、バリアフリー対応、リフォーム割増融資の認定を受けた。
 バリアフリーリフォームはこれ迄、手すり、段差解消等の生活上の不都合面が考慮されてきたが、昨年1月に『エース21グループ』から新発売された同製品は、高齢者家庭で起こりがちな火災事故等に目を向けた。
 消防白書によると火災の発生件数は毎年6万件以上にものぼる。高齢者など災害弱者と呼ばれる人達の在宅時間が長いのが近年の火災の特徴といわれる。
 「ケスジャン」は、このような高齢者家庭や無人の住宅内などで全自動稼動する画期的な「初期消火設備」。いち早く火災を感知し7秒で初期消火が始まるのが特長だ。
 新築住宅、集合住宅、老人福祉施設での「ケスジャン」の実施例は多い。独居要介護高齢者に対しては全国約3千3百の市区町村で、福祉事業の一環として自治体、国の費用分担による無料貸与、厚生省の高齢者住宅用としての推奨、また、大手住宅メーカーがキッチンに同商品を標準装備としているなど、多方面に例がある。

 「ケスジャンは、火災がないのに作動した場合と、火災があるのに作動しない場合の誤作動に起因する損失に対して取付後8年間、保障しております。」(同社、セキュリティ事業本部峰屋純嵩氏)ケスジャンと通報装置とのセット版が「火災警報機付ケスジャン」。高齢者の寝室、
トイレ、浴室から居間に対し通報できる機能を持つ装置が付加されている。取付方法も簡素化しほとんど全ての住宅構造に合わせて取付できる。
 高齢者世帯の安全のため高齢者等対応設備設置工事を促進する融資制度に改築誘導型融資がある。ホームエレベーター、移動用リフト、車椅子対応キッチン、手スリ、すべり止め等を採用した工事の際に割増融資が受けられる。リフォームの場合、増改築の融資額上限は1千万円、修繕、模様替えの場合の上限は5百万円。


住宅用自動消火装置「ケスジャン」について


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