１９８５年初演で大ヒット。人気№１の座は、初演
（85年） の時から変わらないまま。今回は６年ぶり、５回目の再演となる
「セイムタイム・ネクスト・イヤー」。 リクエスト№１の本作品は、87年、90年、95年に再演し、その成果として平成12年度文化庁芸術祭賞をはじめ、数々の賞を総ナメにした。
「セイムタイム・ネクスト・イヤー」 を観るなら、もうこの二人でしかあり得ないっ！と誰しも認める息のピッタリ合った名コンビ、加藤健一と高畑淳子。
 最高のラブストーリーにひたる、この上ない至福のステージ、
６年ぶりの 「セイムタイム・ネクストイヤー」
がいよいよ開幕です。
お互いに恵まれた家庭を持ちながらも、デートを重ねるジョージとドリス。それは一年に一度だけ、同じ日に同じ場所でという約束で、なんと25年間も続いている！
25年の間には人生の大きな節目も迎え、それぞれに成長していく二人。彼らが出会った20代から50代までを、５年ごとに演じわけていくというスタイルで見せる、笑いあり涙あり、心にジーンとしみる究極のラブストーリーです。
加藤・高畑コンビに、今、最も注目の演出家・宮田慶子を迎え、素敵な舞台をお届けします。
完成され、洗練された大人のロマンチック・コメディを、
どうぞお楽しみに！
95年９月30日―――
朝日新聞夕刊 扇田昭彦氏
二幕全六場から構成されたこの劇は、まるでコマ落としで見るフィルムの様に、時代と風俗のめまぐるしい変化とその中で確実に変わっていく男女二人を笑いとともに鮮やかに映し出す。
85年５月13日―――
スポーツニッポン木村隆氏
それぞれの生活が見え隠れする脚本が素晴らしい。
夫婦や子供のこと、社会や戦争、そして子供や妻の死などが、笑わせ、泣かせる弾む会話の中に盛り込まれていて、芝居のウソをかき消してしまうのだ。
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