連続立体交差化に向けた都市計画素案、東京都より提示

 小田急線複々線化工事のうち、現在未着エの東北沢駅〜世田谷代田駅間の今後の予定などについて、01年6月発行の小田急電鉄広報誌 「おだきゅう」 74にその概要が掲載された。

 同誌によると、東京都より複々線化・連続立体交差化に向けた都市計画素案が提示され、この4月には、計画区域内の各地区で 「都市計画素案説明会」 が開催された。
 小田急線複々線化工事のうち、現在未着工の東北沢駅〜世田谷代田駅間 1・6kmについては、都市高速鉄道第 9号線の一部として昭和 39年に決定された都市計画で 「地表式による複々線化」 とされていたが、近年の都市諸事情の変化を踏まえ東京都によって連続立体交差化の検討が進められた結果、この度、鉄道の構造形式を 「地表式」 から 「地下式」 に変更することになった。

 これにより、東北沢駅〜世田谷代田駅間は緩急行 4線が地下にもぐり、下北沢駅ホームは緩行線が地下一階、急行線が地下二階となる。

 これまで朝のラッシュ時間帯には不可能だった都心方面に向かう列車の増発が可能となり、ラッシュ時間帯の所用時間も日中並に短縮が見込まれる。

 今後は東京都、世田谷区、渋谷区との間で都市計画決定に向けた都市計画の手続き、環境影響評価の手続き等が進められる。
  東北沢駅〜世田谷代田駅間の複々線化完成時期は、これまで予定していた平成16年度が延期となる見込み。


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