スキンケア２

リラックススキンケアのキーポイント。
「洗う」「かぐ」「補う」「深める」という 4つ

　自宅で行うスキンケアでも、毎日深いリラクセーションを得ることができる美容法は「洗う」「かぐ」「補う」「深める」という 4つのケアに集約されます。

　「洗う」というケアは、全ての美容の基本。このケアによって、心拍数は少しだけ上昇します。実はこれには “ 同質の原理 ” という音楽療法に通じる効果が秘められているのです。人は落ち込んでいるとき、自分の気分と同質の悲しい曲から聴き始め、徐々に明るく元気な音楽に変えていくにつれて、心も徐々に元気になっていくものです。それと同じように、高揚している肌や心を一度に鎮めようとしてもなかなかうまくはいきません。つまり顔を洗うというケアを行うことで、まずは少しだけ気分を高楊させて緊張した心と同調した状態にし、深いリラクセーションヘのはずみをつくってあげましよう。また同時に汚れを落とすというケアは、肌も心もピュアな状態に戻す大切な役割も担っています。
　続いて 「かぐ」というケア。自分が心地いいと感じる香りを目を閉じて深呼吸をするように深く体内に吸い込みます。香りの効果で心身は解き放たれて、心と肌がひとつに調和するような心地よさが得られることに。このケアによってリラクセーションの扉が開かれることになるのです。
　そして 「補う」ケア。化粧水や乳液のうるおいと成分を、手のひらで顔を包み込むようにしてなじませるのがコツ。常に外に向かって張り巡らされている心のアンテナは、手の温もり、肌の感触を直接感じることで自分自身へと向かうことになります。そこに生まれるのは疲れた心と肌を慈しむ深い癒しの効果。肌が深い安らぎを感じる瞬間です。
　最後は 「深める」ケア。日々の疲れが蓄積しやすい目もとをじっくりケアします。クールな清涼感のある目もと用のシートマスクを用意しましよう。必然的に目を閉じることで心と肌を心からリラックスさせることができます。こうした肌と心に同時に働きかけるスキンケアは、身体の中から皮ふを活性化する「物質ホメオスタシン」を分泌させる作用があります。

　毎日のスキンケアによるリラクセーションで、肌の生理機能を内側から活性化し、ストレスに負けない強い抵抗カと回復カを備えた、生命カあふれる肌づくりを目指しましよう。