かつての中学の仲間たちは恩師の遺志(海への散骨)を実現すべく、伊豆の海へと向かった…


 劇団鳥獣戯画は、2001年10月30日(火)〜11月 4日(日)、下北沢ザ・スズナリに於きまして、第 64回公演を上演致します。

 作品は、昨年秋に上演し、大変好評を博したポップスドラマ 『カリフォルニアドリーミン』 です。英語教師である恩師を亡くした中学時代の同級生たちが、恩師のアメリカに行きたかったという夢を叶える為、同窓会よろしくマイクロバスを貸切、伊豆の海へと散骨に向かいます。その道中、今や 55才になった男女の人生と青春を、50年代のアメリカンポップスにのせて構成するというものです。

 前回の公演と同じく、あぜち守、若尾哲平、寺門一憲、高野美千代、ヘルシー松田、丸山裕子、河合隆滋、中原芳子などの多彩な外部出演者と、パワフルなGIGAメンバーとの、軽快なハーモニーをご期待ください。

【 制作意図 】
 「若者は悩むが、大人は困るだけ」 という言葉があります。それだけ若い時代の考え方・感じ方は、強いのでしょう。そんな時代の友人たちや教師たちは、時として、重大な、あるいは決定的な影響をもたらします。そして、それらの人々を失う時、人は自らを振り返り、自ら死と向き合い、彼らが去ってしまった時代の中に立ちすくむのです。

【 展 開 】
 かつて親しんだ歌は、タイムマシンのように、人をその時代に運びます。そして、豊かな感情を取り戻し、人間らしい自分に立ち返ることができるのです。この作品は、音楽の力で現代人の心に、つかの間でも、優しさや力、そして希望を灯せるのではないかと願っています。

■問合せ=(有)劇団鳥獣戯画 TEL 042−926−9201

 10月30〜 11月4日まで  下北沢 ザ・スズナリにて
 →公演日程・時間

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