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    | 情報プラザギャラリー「街と空間」シリーズ 街と空間〜テクスチュア〜
 大竹誠『街の遺留品』展
 
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                        |  三軒茶屋の 「くりっく世田谷文化生活情報センター情報プラザ」
                        で今、大竹誠 『街の遺留品』展が開催されています。 街中のそこかしこにある誰でも知っているものたちの写真や現物…青い波板鉄板や、昔々のポスター、電信柱の造花の街飾り…がここに展示されています。
 私たちがふだんはなにげなく通り過ぎてしまっているそんなものたちに、ひと度意識が向くと、意図して作られたものにはないフシギなパワーが浮上してきます。
 奇をてらうわけでなく大真面目に用をなすために生まれた健気さゆえなのでしょうか、その存在感に圧倒されます。
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 作家でもある大竹誠氏は著書 『アーバンテクスチュア』
                        の頭書で、街歩きの心得について触れています。メモをとること、出会いたいもの、気になるものがあればその場まで歩いて行くこと、近所の人に話をきくこと、その街の地図も幾時代か分携えること…等々。
 氏が本作品に取り組んだ熱意が伝わってきます。そのためか、どこかで見かけたことのある被写体たちに、街の歴史や関わった人たちの気配が感じられるようでした。これはその街だけの、世に二つとない
                        「オリジナルデザイン」 といえるかもしれません。
                        住み慣れた街や景色も視点によっては異なった姿が見えてくるものだと実感致しました。
 また、「数多くの街の作品」 たちと出会いながら、
                        「個々の作品」 にその都度新鮮な眼で捉え楽しんでいる大竹氏の姿勢も印象に残りました。
 ☆
 ここ情報プラザギャラリーでは、生活工房のコンセプト
                        『暮しの中のデザイン』 をテーマにした展示が行われています。
 「『暮しの中のデザイン』とはどんなことを指すのだろう」
                        という方は、まず立ち寄ってみてはいかがでしょうか。今回の展示のように、角度を変えた「デザイン」に触れられる催しがあり、美術館や博物館にない新発見があるかもしれません。
 「街と空間」 では、普段何気なく暮らしている街の中の
                        「見えるようで見えていないもの」 に焦点をあてて、再編集した街からのメッセージです。
 
 9/6〜10/14  〜テクスチャー〜 大竹誠 『街の遺留品』
                        展
 
 ■会 場=くりっく世田谷文化生活情報センター 生活工房情報プラザ
 世田谷区太子堂 4−1−1キャロットタワー 3階
 ■時 間=午前11時〜午後7時
 ■入場無料
 ■問合せ=世田谷文化生活情報センター 生活工房
 TEL.03−5432−1543
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