光ファイバー網
家庭向け敷設 超高速ネット 5年で 5万キロ

 東京電カでは、一般家庭まで光ファイパーを敷いて、超高速のインターネット接続サービスを可能にする通信事業を、2002年3月から始めることになった。

 ブロードパンド (高速大容量) 通信時代の本命とされる光ファイパー通信はすでにNTTグループなどが始めている。東京電カもはじめることになったことで、有線ブロードネットワークス、NTTグループの三つどもえの競争が始まる。
 光ファイバー通信は、最近注目を集めているADSL (非対称デジタル加入者線) に比べて最高速度が10倍以上。希望した時にいつでもネットを通じて映画やスポーツ番組を高画質で楽しめ、自宅でカラオケ (音声と動画像) などもできる。

 東電が手掛けるのは、ネット接続拠点から一般家庭までを光ファイパーで結ぶFTTH (ファイバー・トゥ・ザ・ホーム) サーピス。東電は発電設備の遠隔管理などの電力用通信網として、すでに約 5万3千キロメートルの光ファイバーを敷設している。
 大半が拠点と拠点を結ぶ基幹通信網のため、新たに一般家庭までの加入者網を整備するということだが、コンテンツの魅力がカギといわれる。
 当面は東京 23区を中心に 5年間で 5万kmの光ファイパー網を新たに整備する。
 来年 3月に東京の目黒区、大田区、世田谷区の3区で始め、2003年 3月末までに東京 23区と武蔵野市、三鷹市に広げる。

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