幻想的な賢治の世界へ写真家・中村太郎さんが案内/
中村太郎写真展、宮沢賢治 幻想紀行

 世田谷文学館では2002年1月12日〜4月14日、 四季の岩手を旅して撮影した写真約70点を展示する『中村太郎写真展、宮沢賢治 幻想紀行』を開催します。

 「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。」――「銀河鉄道の夜」より

 「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「注文の多い料理店」、詩集『春と修羅』……あまねく日本人に愛される宮沢賢治(1896−1933)の作品世界。賢治はほとんど無名のままわずか37年でその生涯を閉じましたが、残された童話・詩などは死後にそのすばらしさが世に知られるようになりました。
 自分の生まれ育った岩手の自然をこよなく愛した賢治は、自然と科学と宗教、そして人間愛を融合した視点で作品を書きました。また、のびやかな空想の中で、岩手の風土を夢の国<イーハトーブ>へと変えて生命を息づかせます。
 賢治の世界では、伝承上の山男・山猫も、草木・動物・鉱物も、人間とともにいきいきと呼吸し、天空では星が活躍します。無限で繊細で、明るくてユーモラスで、寂しくて悲しくて、暗くてまたほんのり明るくて、という豊かな世界は今もなお多くの読者を魅了してやみません。

 本展では幻想的な賢治の世界へ、写真家・中村太郎さんが四季の岩手を旅して撮影した写真約70点(求龍堂グラフィックス『宮沢賢治 幻想紀行』収録)で案内します。

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