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猫のホテル「愛してる。いや言わんでいい。」
/千葉雅子
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愛や正義が叫ばれて、感動物語が氾濫し、行儀よさが尊ばれたら、人はいったい何をおもしろがるのでしょう?
ダジャレで爆笑しちゃう大学生ぱかりの世の中なんて、暮らしづらい事でしょう。きっと。
この作品はそんな事態を恐れ、きれいごとの反対側にある愚かなものごとを描きます。
ともに心通わせた日々を過ごした男と男、女と女が歳月を重ね、人間のバカ哀しさゆえに壊れていく関係。そんな不協和音が鳴り止まない間柄をじっくり笑います。そしてザ・スズナリは2週間、人間くささで満たされる。
ここ数年下北沢を中心に活動の幅を広げる猫のホテルの役者、中村まこと、佐藤真弓、池田鉄洋などが、ホームグラウンドでぶつかり合う。ヨソでは味わえない醍醜味と初日と中日にはおまけの祭が魅カの「愛してる。いや言わんでいい。」は、千葉雅子の作・演出。
どこまで行ったって二人は絶対エラクはなれない。この作品を見たら、きつとそれがわかるのでは?
⇒公演日時
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