成徳学園高校『DISCARD』

 2月1日より1ヵ月間、 本多劇場、 北沢タウンホールなど7会場で開催される「演劇のまち下北沢」 の代表的行事、 「第12回下北沢演劇祭」に、2年ぶりに出場することになった代田6丁目、『成徳学園演劇部』は創立30年の歴史をもち、講談師神田陽子やミュージシャン戸川純など卒業生に演劇界に進んだ人も多い、アマチュア演劇界の有名演劇サークルだ。

 現在顧問の大越哲夫先生のもと部員数10名ほどが活躍しており、夏休みの合宿の他、年4回の公演には「勉強そっちのけ」(大越先生の話)なほど熱が入る。

 昨年の下北沢演劇祭に欠場したのは学業の都合で希望した土・日曜日がとれなかったため。その穴を埋めるべく今回の作品は未来への「タイムトラベル」ものを選んだ。
 2月13日(水)、17時〜北沢タウンホールでの公演に向けて週4日のハードな練習成果が見ものである。

■問合せ=第12回下北沢演劇祭事務局03・5478・8028
                  /本多劇場03・3468・0030

成徳学園高校『DISCARD』

 科学とはいつでも人間の良くで生まれ進んでいく。光を求めてた者、空を飛びたいと願ったもの。科学者達は競うように進化を続け、争うように物を作り出した。より素晴らしい物を、より進化した物を。多くの命が生まれ、奪われ、変化し、死滅しても、学者達の、人々の欲は止まることはなかった。
 そうしてとめどない欲が生み出す産物は、とうとう時間すらも超えてしまったのである。

 2853年、北沢博士のタイムゾーンの発見と、ターン博士のタイムマシンの発明により、タイムトラベルが可能となった。時間を遡るという前提未聞の発見は人々を驚かせた。
 タイムゾーンは良い意味でも悪い意味でも世の中に浸透し始めた。それはレジャーにとどまらず、法律や裏の商売に至るまで。どんどんどんどんと浸みこんでいった……。

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