「核酸」について

老化とともに衰える核酸の合成を補う核酸食

 人間にある約60兆の細胞は、一部を除いて約 200日で新しい細胞に生まれ変わります。 細胞が分裂を行ったり、傷ついたDNAを修復するためには “核酸” という物質が必要になってきます。特に腸壁、毛髪、皮膚、骨髄、生殖器の細胞は、活発に細胞分裂を繰り返していますから、これらの細胞が特に核酸を必要としていることがおわかりになると思います。又、これら新陳代謝の活発な細胞は食物から摂取した核酸を利用することも明らかになってきています。

赤ちゃんからお年寄りまで

 ロから入る核酸は、消化酵素によってヌクレオシドやヌクレオチドに分解・吸収され、肝臓を経由して各細胞に送り込まれます。そして送られた核酸は、人間がそれぞれ独自に持つDNAに再合成されます。核酸を食べることによって細胞は十分な核酸が補給され、新陳代謝が活発になり、細胞から若返ることが可能です。
 赤ちゃんが飲む粉ミルクにも核酸成分が添加されるようになりました。核酸は今や、妊婦から赤ちゃん、そしてお年寄りまで必要な成分なのです。

あなたのDNAの材料をどれだけ蓄えているかが決め手

 傷ついたDNAを修復する機能はだれでも持っていますが、その能力の差が寿命の差になるのです。DNAが傷ついた細胞は自殺し、正常細胞に生まれ変わるか、あるいは傷ついたDNAを修復する仕組みを人間は持っていますがその能力は、加齢とともに低下することがわかっています。正常細胞の新生やDNAそのものを修復する為にはDNAの材料が必要です。その材料が多ければ多いほど修復機能が高まり、異常細胞が自殺することもわかりつつあります。