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空き巣から我が家を守るには、
『狙われにくい家』『設備と警備体制』『鍵』の3点がポイント
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共同住宅での犯罪が増える傾向にある。因みに共同住宅での00年の刑法犯罪は、98年と比べて「強制わいせつ」が1・8倍、「住宅侵入」が1・7倍、「侵入盗、強盗」が1・6倍となっている。
このため、国土交通省と警察庁では昨年、次の「防犯に配慮した共同住宅の設計指針」を策定した。
◇共同住宅の防犯上の留意事項◇
▽共用の出入りロ、郵便受け、エレベーターホール、廊下、階段、自転車置き場、駐車場を周囲から見通しを確保するか、防犯カメラを設置。
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▽上記の場所で必要な明るさを確保。 |
▽自転車、オートバイ置き場に盗難防止のチェーンなどを設置。 |
▽塀、さく、垣根などは死角を作らないように注意。 |
▽住戸のドアをピッキングに強いものにし、チェーンを付ける。 |
▽共用廊下や1階の窓に面格子を付ける。 |
▽バルコニーなどに面する窓や戸に錠付きクレッセントや補助錠などを付ける。 |
▽バルコニーは侵入を防止する構造に。 |
空き巣から我が家を守るには、狙われにくい家、設備と警備体制、鍵の3点がポイントだ。もちろん、日ごろから声を掛け合うコミュニティーが、安全な街づくりには欠かせない。
窓の少ない集合住宅は安全性が高いようだが、ホールやエレベーター、廊下など共用部分は不特定の人が訪れ、それでいて人通りは少ないため空き巣にとっては仕事しやすい場所でもある。特に4階建て以上の住宅は低層住宅より犯罪の発生が多いという。
設備の強化と見通しのよさが重視されている。
参考までにアメリカ、CPTED(環境設計による犯罪防止)
の研究の基本原則は、
@周囲からの見通しを確保する
A地域コミュニティーの促進
B犯罪者の接近を防止する
C部材や設備を破壊されにくいものとする
の4点だ。
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