忘れ物引取り時の往復運賃無料、4月1日（月）から

　小田急では、平成14年４月1日（月）から、忘れ物の保管駅まで引取りに行く際の往複運賃を無料にする乗客サービスを始める。
　「忘れ物引取り時往復運賃無料サービス」の導入は、鉄道会社では初めて。

　同車線での忘れ物は、昨年度の場合、洋傘・バッグ・携帯電話など、年間約18万件にも及んで無視できない状況。

　昨年４月導入された「忘れ物検索システム」では、忘れ物客が申し出をすると、同社線各駅や南新宿駅遺失物センターなどで「乗客の忘れ物データ」をリアルタイムで検索、拾得の有無や保管駅などの情報サービスが受けられる。この時保管駅が判明した場合には、保管駅まで引取りに行く往復運賃は当然に必要だった。

　この４月１日以降は、その往復運賃が無料になる。忘れ物をした場合、同客の申し出で忘れ物を捜索した結果、同社線の各駅で拾得・保管されている場合、利用駅（同社線の各駅）から保管駅（同社線の各駅）まで忘れ物を引取りに行くに必要な往復運賃は請求されないというありがたいもの。

　既に導入済みの、最寄りの主要駅（新宿駅・町田駅・本厚木駅など計17駅）までの、忘れ物無料配送サービスは継続される。

　尚、故意に忘れ物ををしても、同車線の外に出るときは乗車区間分の運賃は精算しなければならない。