能・狂言を遊んでみよう      房主・二宮倫行(舞囃子「鵺」を舞う房主) 

 お初にお目にかかります。房主の二宮倫行と申します。1999年末で準定年退職し、この遊山房を立上げました。

 会社勤めのかたわら、能もセミプロをして舞台の手伝い (流儀の例会や奈良の薪能と御祭りなど) をしておりました。あるきっかけで地元港北ニュータウンで薪能を主催するはめになり、能楽講座もやっておりましたが、能の解説をするのにオペラやミュージカルを引合いに出さないとわかってくれないという文化状況 (シテとは主役、地謡とはコーラスパート、囃子方とは器楽パートなどなど) に驚きまして、でもよくよく考えると学校でも洋楽は教えるが邦楽は教えない、小学生にも英語は取入れるが国語の時間はへらすという、文部省の日本を壊すのではないかと思える政策に気がつき、誰かが伝統文化を伝えることをしないと、本当に日本が日本でなくなるを心配になっておりました。

 そんなとき、割増し退職金つき準定年制度ができまして、50歳で第二の人生だと迷わず手をあげ、おのれの住む国の文化を学び楽しむ場作りました。勿論、妻と子供は大反対でしたが、あとのまつりでございます、ハハハハハ。

 ここでは、和の文化教室と和楽器ライブと季節の行事をやっております。和の文化というからには空間もそうじゃないと面白くないので、北陸でこわされた古民家の材料を持込んで、間取りもならって土間と板の間と和室を作ってあり、板の間のはいろりも組込みました。
 年末年始には教室ごとに、いろりを囲んで忘年会新年会をやり、大好評でした。民族芸能ライブも少人数で、30人前後でやってますが、いつも終わったあと懇親会つきで、これも好評です。琉球ライブや津軽ライブは人気あり無理やり50人つめ込んで騒いでおります。おかげさまで何とか立上りましたので、二年目には伝統芸能の学校公演、三年目には21世紀にあらためて伝統文化を作る活動をやっていきたいと、法螺をふいています。
 まだ会員は百数十名ですが、もっと大勢の皆様と御一緒できることを楽しみにしております。

 いつでものぞいてみてください、歓迎いたします。夜は居酒屋遊山房とうそぶいて、教室のあと飲み会をやってます。                 
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