〜四季の風景〜「手のひらサイズの東京名所」展


 くGAS MUSEUMがす資料館>では、12月23日(月・祝)まで、〜四季の風景〜「手のひらサイズの東京名所」展を、ガス灯館2階「錦絵ギャラリー」にて開催しています。

 幕末〜明治時代にかけて、「小判」あるいは「豆版」と呼ばれる小さいサイズ(ハガキサイズからB5サイズ)等幅ゴシックの錦絵が流行しました。東京名所を描いたこれらの錦絵は、地方へのおみやげとしても重宝されたようです。

 本展では、井上安治作の「東京真画名所図解」シリーズをはじめ、石版画や銅版画の東京名所もまじえ、約120点を展示・紹介します。

 錦絵とは、多色刷り浮世絵版画のことで、1765年(明和2)にこれまで墨一色だった版画に色がつけられ、『錦のように美しい』と言われたところからこう呼ぱれました。江戸時代の浮世絵の流れを受け継いだ明治錦絵は、海外から入ってきた科学染料を大量に使用し、その鮮やかな色彩が特徴の一つです。文明開化の波が押し寄せる日本において、当時のマスメディアの役割をも果たしていた錦絵は、庶民の好奇心を満たす事物を描き、新文明の息吹を感じさせてくれるものでした。


井上安治「東京真画名所図解 滝ノ川紅葉 」(16.6cm×11.2cm)
1884−1889年(明治17−22)


■会期=〜12月23日(月・祝) 月曜日休館
   ※ 10月14日(月・祝)開館、15日(火)休館
     11月 4日(月・休)開館、 5日(火)休館
     12月23日(月・祝)開館、 24日(火)より年末休館

■開催場所=くGAS MUSEUMがす資料館>ガスミュージアム
            (〒187−0001 東京都小平市大沼町2−590)

■問合せ先=ガスミュージアム 【TEL】 042-342-1715 (月曜除く10時〜17時)


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