新作『瞼の母』

 ナレーション
 天保時代。利根川をはさんで笹川繁蔵と飯岡助五郎の抗争は大利根河原の大決闘で終わったかに見えた。

 犠牲者は笹川の用心棒「平手造酒」只一人。飯岡一家の助っ人稼業の旅人三浦屋孫次郎。その翌日その孫次郎も笹川の子分勢力富五郎等に殺される。三浦屋孫次郎の友、飯岡一家の用心棒、昇天徳次郎も孫次郎の死を見届けてから切腹して果てる。

 「生れる時は別でも死ぬ時は一緒の兄弟分」。笹川一家の助っ人稼業の旅人、番場の忠太郎は飯岡助五郎を深手の傷者にし、決心する。
「母を訪ねて江戸へ行こう」と。

 沢竜二
 この後からが『瞼の母』である。ドサ役者が知っていたこの笹川殺しから今度の『瞼の母』は上演する事にしました。
 斬ってはいけない、斬られて」はいけない。
 人間何があっても生きていかねば、にテーマ『瞼の母』、御期待下さい。
                                   ⇒公演概要

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