『寺山修司の青春時代』 −没後20年 考山修司展−

 昭和40年から43年頃にかけて、世田谷・下馬に移り住んで、演劇実験室「天井桟敷」を設立し、自らの劇団活動を展開していった寺山修司の「没後20年展」が、財団法人 せたがや文化財団 設立記念事業として、4月26日(土)〜6月15日(日)、世田谷文学館で開催されることになった。

 寺山修司が去って20年にもなる現代、戯曲の再演や映画上映、展覧会の開催などの活動がなされている。寺山作品は、十代の思春期の叙情を語り続けており、その時代を越えた作品の普遍性が新たな読者を獲得し、新時代の寺山ファンを増やしている。

 杉並から世田谷に移住してきた寺山の30歳前後の頃は、十代から二十代にかけての創作活動の基盤であった俳句や短歌、詩といった形式から抜け出し、長編小説や戯曲、評論など新たな執筆活動を交えながら、演劇や映画といった芸術ジャンルへと移行していった時期だった。

 本展では、世田谷ゆかりの作家である中井英夫や、詩人の北園克衛とのかかわりを交えながら、彼の創作活動の原点ともいうべき初期時代である、《文学者としての寺山修司》の側面を紹介し、既存の詩・短歌・俳句・小説の世界に与えた影響を約二百点の資料で検証する。
 移住のコーナーでは、寺山修司の誕生から「天井横敷」設立までの経緯を、世田谷下馬の部星の寺山修司(昭和42年)や「天井桟敷」創立時の人々(昭和42年)などの資料で紹介する。



■会 期=平成15年4月26日(土)〜6月15日(日),、実開催日数44日

■休館日=毎週月曜日(5月5日は開館、習日休館)

■会 場=世田谷文学館 (〒157−0062世田谷区南烏山1−10−10)

■入場料=一般500(400〉円/大学・高校生300(240)円/中学・小学生200(160)円
      ※65歳以上250(200)円 ( )内は20名以上の団体料金 障害者割引あり

■問合せ=03−5374−911l  FAX03−5374−9120








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