〜明治の名物絵師〜「歌川広重二代と三代」展

 『GAS MUSEUMがす資料館』で今開催中の、「〜明治の名物絵師〜『歌川広重二代と三代』展」で、江戸時代に活躍した錦絵師・歌川広重の門人である明治の錦絵師・ニ代広重と三代広重の作品が紹介されています。

 ニ代広重は広重の娘と結婚し、忠実な写生で将来を有望されていましたが、妻との不仲が原因で安藤家(歌川広重の家)を去りました。その後、安藤家に入った三代広重は、ニ代とは異なる個性で文明開化の様子を数多く描きました。

 本展で展示されている作品は、同館所蔵の中から、ニ代広重による「横浜一覧之図」、「横浜港崎町楼上之図 岩亀楼繁昌之図」(写真)、三代広重による「東京開華名所図絵之内 新富座劇場の図」「東京名所図会 江戸橋郵便局」など約40点。


※錦絵とは、多色刷り浮世絵版画のことで、1765年(明和2)にこれまで墨一色だった版画に色がつけられ、『錦のように美しい』と言われたところからこう呼ばれました。江戸時代の浮世絵の流れを受け継いだ明治錦絵は、海外から入ってきた科学染料を大量に使用し、その鮮やかな色彩が特徴の一つです。文明開化の波が押し寄せる日本において、当時のマスメディアの役割をも果たしていた錦絵は、庶民の好奇心を満たす事物を描き、新文明の息吹を感じさせてくれるものでした。



■会 期=2003年6月26日(木)まで

■休館日=月曜日
※5月5日(月・祝)は開館、翌6日(火)休館

■開館時間=午前10時〜午後5時(入館は午後4時まで)

■会 場=くGAS MUSEUMがす資料館>
        ガス灯館2階「錦絵ギャラリー」

■入館料=無料

■問合せ= くGAS MUSEUMがす資料館>
      TEL:042・342・1715
     /FAX:042・342・8057
       (月曜日を除く午前10時〜午後5時まで)













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