特別展侵略とかく乱のはてに
   
〜未来につなげる自然とは〜
   写真:移入生物例 「コブハクチョウ」

 飼いきれなくなって放きれたぺット、トンボ池、森づくりなどの自然の復元で自然への 「移入生物」 が増えて、在来種の生存を脅かし環境破壊を引き起こす新たな問題が生じています。

 1988年に 「日本の帰化動物」 を開催するなど、この移入生物問題について全国的に先駆ける 『生命の星・地球博物館』 では今、特別展 「侵略とかく乱のはてに〜未来につなげる自然とは〜」 を開催し、「移入動物とは何か」 「今なぜ問題となっているのか」 「今後どのようにしたらいいのか」 など様々な角度から展示しています。

 在来種が長い間かかってつくりあげた自然、生態系のバランスを崩してしまう移入生物の例として、ブラックバスやウシガエルなどの捕食の問題と、川原の植生などで起きている環境破壊の問題などを取り上げる一方で、研究の進んでいる移入植物 (帰化植物) のさまざまな性質をつかんで紹介、未来への希望をも示します。

 展示会では移入生物についての調査報告、移入生物の取り扱いについての各地の取り組みなどを紹介する 「情報広場」 や、移入生物と在来種の写真を展示し 「私は移入生物でしょうか?」 を問うクイズコーナーも設けられています。


■開催期間=〜平成15年9月15日(祝・月)まで

■休館日:毎週月曜日(7/21、9/15は開館)、9/9

■開館時間=9時〜16時30分(入館は16時まで)
   ※夏休み期間中 (7/20〜8/31) の開館時間は、9時〜17時30分(入館は17時まで)。
    
■開催場所=神奈川県立生命の星・地球博物館 (〒250-0031 小田原市入生田499)

■主な展示物・タイトル=大食漢のブラックバス、神奈川県で採集された外国産カブト・クワガタ
      多数の帰化植物標本、在来種に忍び寄るアライグマの脅威
      野生化したカゴ抜け鳥の生態              講座「最近の帰化植物事情」

■観覧料=20歳以上(学生を除く):200円、
       20歳未満・学生:100円、 高校生以下・65歳以上:無料

■交通=箱根登山鉄道(小田原線急行乗り入れ)入生田(いりうだ)駅から徒歩3分
     /国道1号 「地球博物館前」 交差点脇 (歩道橋に表示あり)

■問合せ=TEL;0465-21-1515 神奈川県立生命の星・地球博物館


















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