「第5回世田谷フィルムフェスティバル」
「映画俳優・三船敏郎」

 【開催趣旨】

 世田谷フィルムフェスティバルではこれまで、映画製作に携わった映画人・スタッフの仕事を紹介してまいりましたが、第5回目となる今回は、昭和の大俳優・三船敏郎を特集いたします。

 1920年、中国・青島に生まれた三船は、1997年12月24日に亡くなるまで150本近い映画作品に出演し、『羅生門』『七人の侍』『官本武蔵』『無法松の一生』など、米アカデミー賞の外国語映画賞をはじめ数々の映画賞を受賞した映画作品に主演しています。
 その演技力と圧倒的存在感をもって国外でも高い評価を獲得し<世界のミフネ>とも称された三船は、映画界に入った若い頃から世田谷に暮らし、終の棲家となった自宅ならびに三船プロダクション・三船芸術学院を成城にかまえるなど、世田谷に大変ゆかりの深い映画人の一人といえるでしょう。

 三船プロダクションの協力により、今回初公開となる東宝ニューフェイス時代の自筆のノートには、三船敏郎本人による貴重な演技に対する覚書が残されています。
 こうした演技に対する真撃な姿勢で日本映画を支えつづけた映画人・三船敏郎の功績は、映画資料展「映画俳優・三船敏郎」でも紹介いたします。

 当館所蔵の秦大三撮影映画スチル写真やポスター、台本や愛用の品など貴重な資料200点でたどり、七回忌にあたる本年、その映画人生に迫ります。

 映画資料展「映画俳優・三船敏郎」の期間中、映画上映会と関係者を招いてのトークを開催するほか、「無声映画鑑賞会」、シナリオ作家協会共催「映画を支えるシナリオという文学」など好評イベントも例年に引き続き開催いたします。
 

■会期=平成15年11月22日(土)〜12月28日(日) (実開催日数32日間)

■休館日=毎週月曜日(11月24日は開館、翌日休館)

■時間=午前10時〜午後6時(入場は午後5時30分まで)

■会場=世田谷文学館、東宝スタジオ、下高井戸シネマ

■主催・問合せ=世田谷文学館














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