小磯良平展−ゆたかな物語が宿る日々

 
 世田谷美術館では、2004年2月28日(土)〜5月9日(日)、昭和画壇を代表する洋画家、小磯良平の展覧会を開催します。

 小磯良平はすでに広く知られるとおり、その画業の中で、数多くの秀作をのこしてきました。
 小磯良平の作品の特徴は、
「画家とモティーフのあいだに、緻密で親密な心的交流が育まれている」。
 モティーフが培ってきた内的世界と、そこを表現しようとする画家の洞察カと解釈が混交しているということ、それは小磯良平が創造した絵画であり、「個性的な物語」なのです。

 本展では、これまでに公開の機会が少なかったデッサンを幅広く公開し、デッサンに潜む小磯の思索と試行に思いを巡らせつつ「本画」が構築されていく過程を見つめ、小磯良平が創造した絵画というものを探ります。

 出品点数は、油彩作品で約65点、デッサン、版画など約160点(前期、後期で入れ替えあり)と、小磯良平展としては、これまでにない大きな規模となります。 .
 「本展においては、外面的、表層的な意味での写実という領域あるいはその系譜にとらわれることなく、小磯良平先生でなくしては成立し得なかった絵画表現を探りつつ、そこから写実表現のもつ奥深い意味を問い直してまいりたいと考えております。」(主催者のことば)


 開催要項

■名称=小磯良平展−ゆたかな物語が宿る日々

■会期=2004年2月28日(土)〜5月9日(日)

■休館日=毎週月曜日(ただし4月27日以降は無休)

■開館時間=午前10時〜午後6時(入場は閉館30分前まで)

■会場=世田谷美術館1階企画展示室

■入場料=一般:800(640)円/大高生:600(480)円/中小生・65歳以上:400(320)円
( )内は団体20名以上料金、障害者割引あり

■出品点数=
 ・油彩作品約65点
 ・デッサン・版画など(入替えあり前期2/28〜4/4・後期4/6〜5/9)合計約160点

■交通=
 ・東急田園都市線「用賀」駅下車徒歩17分、または美術館バス「美術館」下車徒歩3分
 ・小田急線「成城学園前」駅から渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分
 ・小田急線「千歳船橋」駅から田園調布行バス「美術館入ロ」下車徒歩5分
 ・東急東横線「田園調布」駅から千歳船橋行バス「美術館入ロ」下車徒歩5分
 ・駐車場(無料)東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5分

■内覧会=2004年2月27日(金)午後4時〜6時

■関連企画= 講演会「小磯良平と神戸市立小磯記念美術館」
         3月28日(日)午後2時〜当館講堂
         講師:廣田生馬氏(神戸市立小磯記念美術館学芸員)
         参加費:未定   先着150名(予定)

■問合せ=世田谷美術館 03・3415・6011  ハローダイヤル 03・5777・8600





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