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「OFF・OFFシアター」で『蜜の味』
「自分にはない役柄ですね。 面白いお芝居なので、ぜひ見てください」 9月29日から10月11日まで、下北沢駅南口前 「OFF・OFFシアター」 での公演を前に喜多見の稽古場で、本多真弓はそう抱負を語った。 出演作品は、 自身がたちあげた 「クレネリゼロファクトリー」の 旗揚げ公演で初演した大岩真里作「蜜の味」 の再演作。 「1回目は旗揚げで裏方の仕事も多く、集中できなくて悔いが残りました。 今回は女優に専念します。」 小学生のころから女優に憧れて 桐朋短大演劇科に進学。 卒業後 、元新東宝の俳優だった両親の、「子供四人のうち一人は役者にしたい」 という期待を背に演劇界へデビュー。 舞台俳優、声優として活躍している。 自身既に5回目の公演になるが、 「実力のある、長続きする役者になってみたい」 との思いがあって、 「続けていれば、いつか 『演劇の街シモキタ』の舞台に立てると思って頑張ってきた」。 その思いは自身たちあげた 「クレネリゼロファクトリー」 の命名からもうかがえる。 (クレネリ=繰り返すこと/ゼロ=何もない、真っ白/ファクトリー=工場、作る)という意味から、 「何もないところから何度も繰り返し作っていこう。 自分の未来は自分で作っていこう」。 そのプロデュースユニット 「クレネリゼロファクトリー」 は、本多真弓が企画、出演し、 主宰・作・演出・制作が全て女性で構成されている。 「人が理性を失う時」 そんな危ないドラマを女の視点から作りあげていく世界だという。 シモキタで生れ幼少の頃から演劇を身近に感じながら育ってきた本多真弓の、文字通り “クレネリゼロファクトリー”がはじまった。 公演概要⇒
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