オペラ『森は生きている』 公演を前に

                      オペラシアターこんにやく座

 このたび私どもオペラシアターこんにゃく座は、オペラ「森は生きている』オーケストラ版を、東京、京都、広島、盛岡、仙台の5都市で連続上演いたします。

 オペラ「森は生きている』は、1992年の初演以来日本全国各地で400回をこえる公演をおこなってまいりましたが、この度、文学座の高瀬久男氏を演出に招いて、装いも新たにく新演出版>として誕生します。

 自然と人間の関わり、人間と人間の演わりなど普遍的なテーマを描いたこの演目は、2001年のオーケストラ版初演、2003年の再演とも、前売り完売、追加公演をおこなうほどの大盛況でした。

 今回の新演出により、美術(松井るみ)、衣裳(出川淳子)、照明(中山奈美/文学座)は一新され、キャストも新しい顔ぷれとなります。
 その中で、今までオペラ『森は生きている』がたくさんの人たちに親しまれてきた大きな要素である林光の音楽は変わることなく、さらに輝きを増し、観客に新しい感動を与えることとなるでしょう。

 通常ピアノー台での公演が多いこんにゃく座ですが、このオペラ『森は生きている』オーケストラ版では、11人の、この公演のためだけのオーケストラ“アンサンブル・フォレ”が編成されます。
 その音の多彩さ、重厚さはやはりオーケストラならではのものです。
 そして、こんにゃく座の公演ではピアニストとして数々の作品に出演している寺嶋陸也氏が、今回東京公演では指揮者として出演し、京都、広島、盛岡、仙台公演の指揮者は、台本・作曲の林光であることも、今回の目玉のひとつと言えます。

 大晦日の夜、ロシアの雪深い森でくりひろげられるこの幻想的なオペラ、オペラ『森は生きている』オーケストラ版は、新しい年を迎えた2005年1月に、全国5都市での公演です。

                                       2004年初秋 

■問合せ先=オペラシアターこんにゃく座 TEL03−3412−7202



















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