世田谷美術館では同館所蔵写真作品の中、戦前から現在に至るまでの総数約
800点の写真を展示する
「ウナセラ・ディ・トーキョー ANOHI ANOTOKI−残像の東京物語1935〜1992」を今開催中。
ウナセラ・ディ・トーキョーとはイタリア語で「東京のたそがれ」という意味。
「都市は、そこで生活する人々には意識されることなく、しかし刻々と姿を変え、またやがてそこに住む人々をも変えていきます。その変わりゆく都市の姿をとどめておくのに、写真というメディアは非常に適していると言えるでしょう。」と今回の開催趣旨。
出品作者はそれぞれの視点やアプローチ・経歴などは全く異なる桑原甲子雄、師岡宏次、濱谷浩、高梨豊、荒木経惟、平嶋彰彦、宮本隆司の7名。
「江戸」から「帝郁」への改造、関東大震災による壊減、東京大空襲による被害、高度成長期の大開発、そしてバブル期の地上げ…。何度も生まれ変わってきた様々なものの変貌。それぞれの時代の空気や、生活者の息遣いまでも伝わってくる内容に期待がもてそう。 |
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1935年、師岡宏次・作
「銀座のお嬢さん」 |
「ウナセラ・ディ・トーキョー ANOHI ANOTOKI−残像の東京物語1935〜1992」
■会期=2005年5月29日(日)まで
■休館日=毎週月曜日(4月25日、5月2日、5月9日、5月16日、5月23日の計5日間)
■開館時間=午前10時〜午後6時(入館は閉館30分前まで)
■入場料=一般:600(480)円 大高生:400(320)円
中小生・65歳以上:300(240)円
( )内は20名以上の団体料金、障害者割引あり
■主催・会場=世田谷美術館
■アクセスなど詳細問合せ=世田谷美術館 TEL:03・
3415・6011(代)
ハローダイヤル03・5777・8600(展覧会の案内)
※同時開催=「生誕100年村井正誠」展 4月29日(金・祝)〜8月28日(日)
(ウナセラ・ディ・トーキョー展のチケットで、村井正誠展も展覧できます。)