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世田谷文学館では開館10周年を記念し、これまでの常設展示「文学のまち
世田谷」に代わり、「世田谷を描いた文学作品」をテーマにリニューアルします。 明治の文豪・徳冨蓬花が世田谷粕谷に住まいを構えて100年。以来世田谷は数々の文学作品に舞台を提供してきました。 世田谷を舞台にした作品には、林芙美子『放浪記』、萩原朔太郎『猫町』、江戸川乱歩『少年探偵団』、北杜夫『愉家の人びと』、遠藤周作『海と毒薬』、宇野千代『生きて行く私』をはじめとする日本文学史上の名作から、大江健三郎『静かな生活』、佐藤愛子『血脈』、村上春樹『ねじまき烏クロニクル』江國香織・辻仁成『冷静と情熱のあいだ』、湯本香樹実『ポプラの秋』など。 幅広い読者層に受け入れられた平成のべストセラーも数多く含まれています。 本展では、物語に刻まれた「街」の記憶を、この10年間に収集した当館収蔵資料とともにご紹介していきます。 同時開催は気鋭の人形作家石塚公昭氏による写真「SETAGAYA作家のいる風景」。 永井荷風、江戸川乱歩、中井英夫、寺山修司ら文学者の本物そっくりな人形。世田谷の今の風景の中に佇む様子を観れます(人形展示は平成18年3月31日まで)。 ■会期=平成17年11月8日(火)から ■休館日=毎週月曜日(祝日にあたる場合は開館、翌日休館) ■開館時間=午前10時〜午後6時(入場は午後5時30分まで) ■おもな出品予定資料= ●萩原朔太郎自筆楽譜「告別の曲」 ●斎藤茂吉 書 ●宇野千代 富本一枝あて書簡 ●横光利一『微笑』原稿 ●江戸川乱歩 横溝正史あて書簡 ●森茉莉 父・鴎外から贈られたネックレス●北杜夫『愉家の人びと』創作ノート ●三島由紀夫 北杜夫あて書簡 ●芹沢光治良『人間の運命』原稿 ●佐藤愛子『血脈』原稿 ●山田風太郎『幻燈辻馬車』原稿 ●寺山修司 演劇実験室天井桟敷設立当初のポスター ●竹久夢二「少年山荘」模型 ●「ゴジラ2000」着ぐるみほか約350点 ■会場=世田谷文学館 2階常設展示室 (〒157−0062 世田谷区南鳥山 1−10−10) (京王線「芦花公園」駅南口徒歩5分) ■入場料= 一般:200円(160円)/高校・大学生:150円(120円) 小学・中学生:100円(80円) /65歳以上:200円(160円) *( )内は20名以上の団体料金 障害者割引あり ■主催=(財)せたがや文化財団 世田谷文学館 ■問い合わせ=TEL03−5374−9111(代) FAX03−5374−9120
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