流山児★事務所『ハイ・ライフ』

 「ハイ・ライフ」は1996年にカナダ、トロントで初演されました。 『蜘蛛女のキッス』でトニー賞に輝いたカナダの名優ブレント・カーバーが、ドニー役で好演し、1996度カナダ最優秀演劇作品として、ドラ・メイヴァー・ムーア賞を受賞。 その後、バンクーバーを始めとするカナダの七都市、更にはニューヨークのプライマリー・ステージ・シアター、ロンドンのブッシュ・シアターでも上演され、好評を博しました。

 この作品が世界中でヒットしたのは、登場人物4人のアナーキーで自由闊達な言動が、世の慣習やシガラミ、体制に取り込まれ、身動き出来なくなっている現代の都会人にカタルシスをもたらすからでしょう。

 ものがたりは世のならわしや常識で、がんじがらめに縛られた普通人には到底まね出来ない、胸のすくような自由人4人の冒険と失敗譚。 登場人物は中年のチンピラ・ジャンキー4人。
 口八丁手八丁、策士のディック(若杉宏二)。
 刑務所から出てきたばかりのバグ(塩野谷正幸)。
 腎臓がイカれてしまったコソ泥ドニー(保村大和)。
 そして、したたかな二枚目ビリー(小川輝晃)。
 この4人の男たちが、銀行強盗を企むところから物語は始まります。目指すは街角のATM現金自動受払機。一世一代の大仕事を成功させ、田舎に引っ込んで『豊かな老後』を実現しようというディックとバグ。 一儲けして、もう1ラウンド生きながらえようというドニー等、胸のうちはそれぞれ。  しかし、壮大な計画は仲間割れで見事に頓挫。 元の暮らしに逆戻り…。
            公演概要⇒















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