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スイスと聞くと誰もが白銀の雪を頂くアルプスの山々を思い浮かべます。気高く美しい山々は、多くの芸術家を魅了し、彼らはその思いを美術作品に昇華させました。 しかし間近に迫る山が初めて描かれたのは、18世紀後半に近代登山が始まったときのことでした。山岳調査の科学者たちに同行した画家が記録として描きとめた山の絵が、そのきっかけとなったのです。 本展では、山岳画家の創始者ともいうべきヴォルフの作品に始まり、セガンティー二やホドラーが描くすがすがしいアルプスの風景をまず紹介します。 さらにドイツ表現主義の画家でありながら、スイスでも主導的な活動をしたキルヒナーとその追随者たちのカ強い作品も魅カですし、クレーやアミエの作品も見逃せません。 また本展は、ポツブ・アートを経て現代に至るまでの山をテーマとした作品を一堂に会し、現代のスイス人作家のクールな作品群も充実し、多彩な作品を通じて、凛としたスイス・スピリッツを感じていただける構成になっています。(ザ・ミュージアム学芸員・宮澤政男) ■開催日=2006年3月4日(土)〜4月9日(日) 期間中無休 ■開催時間=10時〜19時(入館は18時30分迄) ■会場=文化村ザ・ミュージアム(渋谷・東急本館横) ■入館料=一般当日1200円(前売、学生割引あり) ■問合せ=ハローダイヤル03-5777-8600
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