世田谷のボロ市
 
ボロ市の情景(2006年12月15日)
世田谷代官屋敷前の通りを中心として開催される年末年始の行事「世田谷のボロ市」が、3月15日、東京都教育委員会から「東京都指定無形民俗文化財(風俗慣習)の指定をうけた。

 「世田谷のボロ市」は、中世末期の楽市を起源とする都内最古級の季節市。
 楽市を起源とする市が、江戸時代以降は、地元の日常生活と結びついた季節市となり、現在も、「せたがやボロ市保存会」によって継承・開催されている。
 日用品・雑貨、古物
(着物)、骨董・美術、食品、園芸、古道具などの他、臼・杵・竹製品、神棚・神具など、日常生活にかかわる品々が販売されている。

 歴史的な背景の中に生活を実感させ、都民の生活文化を示すものとして、地元の人々の他、多くの人々に親しまれている。ちなみに平成18年度のボロ市来場者数は、世田谷区の調べで、12月15・16日、1月15日・16日の合計75万人だった。

 保存団体の「せたがやボロ市保存会」は、昭和39年に地元町会・商店会を中心に結成された「世田谷ボロ市推進員会」を母体として、平成5年に結成された。




















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