新入学、新入社祝いに
積み重ねプレゼント



  新入学、新入社のお祝いシーズンを迎えあれこれ思い巡らす方たちのため、ファミリーマート池の上店店長、岡野テルさん(写真)は、お祝いをファミリーマート店からギフトした方にあわせ、希望で、自身の人生経験から得た教訓を盛り込んだ出版本でお祝いをしたい、と語った。
 プレゼントの申込みは同店の他、ファミリーマート各店でも受け付ける。
 
  岡野さんは1939年生まれ。現在ファミリーマート池の上北口店、世田谷廻沢店など、コンビニエンスストア4店の現役経営者。史上初の「母娘の女性経営者」という身でもあり、経営にうまく適した女性らしい心遣いや気配り、自身の経験や考え方を活かした「人を育て、教える」ノウハウは、各方面の人々の共感を得、「最高の指導教育者」ともいわれている。
 プレゼントする本の題名は『天職に出逢う』。自身の体験や指導のノウハウが詰め込まれた内容でB5サイズ、112ページ(税込980円)
 本の中「おらあ、あっか(山形弁で「母」の意味)のためにがんばる。おらが牛乳とりにいく。」そんな言葉が印象的な山形の田舎暮らしが描かれたエピソードからは、東北の人が持つ力強さや根性、誰かが大変な時には身体を張って手を差しのべ、助け合うという人間の暖かみがうかがえる。
 「心にあるものは時代が変わっても変わらないはず。私と同年代の方々はもちろん、これから社会に出ていく若い人たち、お子さんを持つ若い親御さんたちにも、ぜひ手にとってみていただきたい。両親の愛情、それから子どもたちが与えてくれる愛情に、気づいていてほ
しい。感謝する心を失わないでほしい。」と岡野さんのことば。
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 『天職に出逢う』 を読んで

  『天職に出逢う』という本を開くと、ページのむこうにまさしく一人の女性の存在を感じた。 ぽつりぽつりと、まるでその人の口から直接語られているかのような文章の合間から、じんわりと漏れ出てくる人間のあたたかみを感じさせる。 ただただ、一人の女性の生きた人生が、そしてこれから歩んでいく未来への力強い一歩が、色濃く打ち出されているのだった。
 幼少期の両親の教えや育った環境、そして現在に至る著者その人をつくりあげてきた数々のエピソードに触れ、そこから日本の古き良き姿、父の、母の、家族のありかたを学ぶようであった。 年齢を重ねた著者の姿はまさに生き字引。幼少期のころから持つバイタリティの高さには、頭が下がる思いだ。
 一家の大黒柱であり芯が通って、厳しく、頑固だという父親。 しかし、その教えは厳しいばかりではなくあたたかな愛情がしっかりと感じられる。そんな父に寄り添うようにして子どもたちを育て上げ、家の農業を共に担っていた母親。 体調を崩し倒れたときは著者をはじめとする子どもたちが幼いながら手をさしのべ、著者の「毎朝往復3時間、4時に起きて、暗い山道を一人でおつかいする」というエピソードを読んだときは、当時の著者と同年齢の今どきの子どもたちでは、もちろん私自身も決してできないだろうなと思った。
 そうして描かれる家族との日常は、今の著者を作り上げている根幹をはぐくんだのだなとしみじみ感じる。 またそのノウハウを同じような立場に就く若い人々に教えていく上で、この幼少期から過ごしてきた著者の人生経験が大いに生かされていることだろうと思った。
 幼少期から実に様々な人、エピソードから得てきた1939年生まれの著者の学びはそのまま、現在の社会や人々にも通じる。
 若輩の私としては、なんとも充実した読後感を味わった。 著者、岡野テルさんの根底に流れるのは他者への感謝、思いやり。 そうしたあたたかい心なのだろうと、読んだ私もじんわりあたたかくなった。 できることならいまの日本に生きる全ての人に、とりわけ、社会という海にもまれていく若い人々に、読んでみてほしいと思った。 この本をそばにおいていれば、岡野さんがそばにいて「大丈夫だよ、がんばれ、がんばれ!」と背中を押してくれるような、そんな気がした。
 
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【問合せ】 ファミリーマート池の上北口店(電話03・3468・7091)











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