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倉科一丸プロボクサーデビュー戦
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「世界チャンピオンになります」と宣言し過日、6月30日にプロボクサーとしてデビューしたフェザー級倉科一丸(くらしな・いちまる、下北沢・金子ボクシング所属。右の写真右)選手の、プロ第2戦目が後楽園ホールで10月1日と決まっていたが、じん帯損傷のため中止、延期となった。
第1戦はともにデビュー戦だった。対する大楽院章吾(だいらくいん・しょうご)選手のほうが若干身体が大きく、年齢も倉科22歳に対し33歳と年上だったこともあってか結果としては判定で敗れたが、その打たれ強さには応援にかけつけた多くのファンに感銘を与えた。
試合後大楽院選手の応援者をしても 「強かったね、センスがある、いい選手になるよ」 と言わせたほど。
試合では倉科選手がボディーをきめていたが、大楽院選手のパンチもきまっていく。 どんなにパンチをくらおうが打たれようが、倒れずに立ち向かっていた。
試合後 「メンタル強かったね」 との声に、倉科選手は 「相手はフィジカルが強かった」 と笑った。
ボクシングというものは減量を含め、まず自分との闘い。負けた日の翌日からトレーニングの日々が続いた。 命を削りながらいかに自分と向き合うか、自分の限界への挑戦である。
倉科一丸のプロボクサーとしての人生はまだスタートしたばかりだ。
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