「MIZUcafe」

 
 “水”にこだわったカフェ店「MIZUcafe」が東京メトロ線明治神宮前最近オープンした。早速平日の14時頃入店しランチメュー「パスタボード」をオーダーしてみた。

 ウェルカムウォーターは三種類、一杯目はクリンスイという浄水、二杯目からは他にアルカリイオン水、炭酸水が選べる。
 一杯目のよく冷えたクリンスイを一口飲んでハッとした。グラスの口が非常に薄い。スッと口の中に水が流れ込んできて、おいしい、のみやすい。グラスの存在感を感じさせないことで水の口当たりをよくさせているようだ。
 「いろんな水を飲んでほしいからとこだわったグラスで、特注なんです」 と店長さん。
 二杯目はアルカリイオン水をいただいた。こちらは常温で提供された。比較的口当たりがやわらかい気がしたが温度のせいだろう。なぜ常温なのか。
 「アルカリイオン水はクリンスイを電気分解したものですが、氷は純水なんです――」
 つまり、純水の氷がアルカリイオン水のなかで溶けてしまうと非イオンになってしまうというのだ。“こだわる水”への思いは徹底している。
 

 週替わりのメインメニュー、「今週のパスタ」はアサリと菜の花のクリームスパゲティ。そこにスープとサラダ、ドリンク、メニューに記載がなかったが小さなロールケーキまでついてき、なんと1000円(写真)。ドリンク用の水や調理の際に使用する水もメニューによって使い分けているのだそうだ。ドリンクにはピュアビネガーもある。
 「おすすめ」を尋ねると、
 「お酢は飲めますか? それなら、ビネガーが。クリンスイで割るか、炭酸水で割るかお選びいただけます。山もももと日向夏が人気になっています」
ということで、日向夏のビネガーを炭酸水割でいただくことにした。
 料理はすぐに出てきた。使われている食器類にもこだわりがあるのだろうか。サラダはしゃきしゃきで新鮮、みずみずしい。「ここにもミズが」。パスタの麺はもちもち、食べごろの温みですぐ口にできた。使われている水がいいからだろうか、具材のアサリもプリプリで美味しい。スープ味もやさしくほのかな甘みが香り、身体があったまる。かわいらしいロールケーキはマーマレードソースがロールされて、オレンジのような香りがホイップクリームによくなごむ。
 1000円でこれだけの品を口にしてしまいお腹はしっかりできあがり。食前に意気込んでいたデザートが食べれなくなってしまった。
 食後のビネガーは炭酸がきつくなく酸味ある香りが少ない。割った炭酸水もビールの約半分の炭酸含有量に設定されているそうで、飲みやすかった。

■MIZUcafeアクセス=明治神宮前駅7番出口を出て一本入った静かな坂道を歩いていくと、角がMIZUcafeだ。

「MIZUcafe」:渋谷区神宮前6-34-14原宿表参道ビル1F TEL.03-6427-0351













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