小田急電鉄企画開発部清水志保さん・談」

 「当社グループでは環境に配慮した取り組みの推進というものを重要な経営課題として位置づけており、小田急グループ環境戦略というものを策定しております。
 この度はこの戦略に基づきまして、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用いたしました、太陽光発電事業を開始いたします。
 環境保全や資源エネルギー状勢を踏まえまして、この、再生可能エネルギーでございます太陽光を利用した発電事業に取り組むことで、今後の国内電力需要に対応いたして参りますとともに、CO2排出量を抑制いたしまして、環境負荷低減にも貢献するということをこの事業開始の目的といたしております。他の用途で使用できない未利用土地から利益を創出するという側面もございます。

 従いまして、今回の太陽光パネルの設置場所選定にあたりましては、『他に使用用途が なく、比較的広い場所が確保できて短期間でパネルの設置が可能であり、周辺に日照を遮るものがない場所』という場所を検討いたしまして、ここ喜多見電車基地周辺といたしま した。

 この喜多見地区では太陽光パネルを2588枚使用いたしまして、発電能力は629キロワットとなります。年間発電量は、57万9000キロワット時を見込んでおりまして、これは一般家庭の約160軒分に相当します。そして今回はこの発電いたしました電力を全て東京電力に販売するというスキームでございます。

 今後の太陽光発電の計画については、現在はまだ具体的な検討場所までは至っておりませんけれども、未利用土地で、なおかつ先程申しあげましたような発電に条件のいい場所がございましたら、またその時点での電力の買い取り価格というものを念頭に置きまして、設置の検討を進めて参りたいと思います。」












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