「侵入盗」防犯

 今年もまもなく夏休みシーズン。 何かと家を空けることも多くなるこの時期、わが家の家族と財産を侵入盗から守るにはどうすればよいか。
 警視庁ホームページ『警察署別窃盗犯罪認知情報』平成25年データによると昨年一年間で成城警察署管内にて起きた侵入窃盗は149件。 平成21年から年々減少傾向にあったが、25年は若干増加の結果がでている。 その約半数が空き巣によるもので、被害にあっているのは6割が住宅。
 侵入経路は戸建て、共同住宅共通して、主に窓から。 侵入手段としては、戸建て住宅は窓ガラスを壊すなどしての侵入がほとんど。 マンションなどになると施錠していない窓からの侵入が多い。 たしかに、マンションなどはある程度の高さがあるとめったに狙われないといった思いが働いて油断しやすい。夏場の風取りとして、窓を開けたままのことも多い。 短時間の外出の際に施錠せず出かけてしまうこともしばしば。

 
 警視庁HP「空き巣の防犯対策」より
 侵入盗を防ぐ基本的考え方は「侵入にかかる時間を長くさせること」。 警察庁が行った侵入者の心理と行動調査によると「解錠に5分かかったら約7割が侵入を諦める」という結果が出た。

 そこで侵入にかかる時間を長くさせるためにはどうすればよいのか。 警視庁では日常から気をつけられる防犯対策を公開している。
 まず、ガラス破りに対しては「防犯ガラス窓/補助錠の設置」。 割られにくい丈夫なガラスを使用した窓にすること、また、通常の鍵だけでなく窓の上下ないし左右に取り付ける形の補助錠を設置することで、窓からの侵入窃盗を防ぐのに効果があるとしている。
 窓以外に多いのが玄関のドア。 玄関のドアの鍵については、ピッキングに強いものにすること、内側から鍵を開ける際のつまみ部分「サムターン」を、防犯用のものにすることなどがあげられる。 窓同様、補助錠の設置も効果的。
 そのほかに、出入り口周りにセンサーライトや、不正な開閉などに反応しブザーのなる警報機などを設置する…。

 窃盗犯から敬遠され、狙いから外されやすい防犯対策は、我が家をよく知る自身でたてるのがベストのようだ。












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