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中村正義(1924-1977)は日展で2度にわたり特選を得た経緯をもちながら日本画壇に疑問を持ち自らが育った日展を脱退、日本画の伝統美にたちむかう激しく挑戦的な作風を展開しました。 一方、二科展に活動拠点をおいていた岡本太郎(1911-1996)は若い画家たちとともに二科会脱退。中村正義と同じ1961年のことでした。 以後両者ともその反逆性を売りに多面的な作品を展開し、「東京展」の実現に向かいます。 中村正義にとって、「第1回東京展」は「日本美術界の全体を変革させる核であり、変容させる新しい生命体」だったといいます。 本展は、太郎と正義の代表作を展観し、二人の接点であり、彼らが求め、構想した「東京展」とは何であったかを探ります。 |
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