長谷川町子

「湯河原梅林｣

　今年で２１回目を迎える湯河原梅林（幕山公園）恒例の「梅の宴」が２月上旬から始まります。
　湯河原梅林は幕山の山麓斜面にあり、季節を問わず雄大な自然景観を眺望できるところです。

　「梅の宴」期間中は、「白加賀」「十郎」「紅梅」「思いのまま」等約4,000本の多彩な紅梅・白梅が、早咲きから遅咲きまで、その開花最盛期はまさに〝梅のじゅうたん″。湯河原梅林内はいくつかの散策道、通常のハイキングコースのほか、ロッククライミングが出来るほどの岩壁もあります。
　梅林の最高地点からは眼下に梅林を一望できて、さらに、天気が良い日には真鶴半島をはじめ初島や大島まで見渡せます。

　観覧で冷えた身体を温めるには幕山茶屋。甘酒やコーヒー、ご当地Ｂ級グルメ「担々焼きそば」、蒸したてのまんじゅう、暖かいそば・うどん・カレーなど湯河原発ものに、地元の酒屋さんの地酒の出張販売もあります。
　梅の風味で目が外せないのがその優しい味わいの梅ソフトクリーム。湯河原梅林会場限定販売です。
　
　今年は２月６日から３月１３日まで開催される予定ですが、開花状況により延長になる場合も。開園時間は9:00～16:00。２月２７日から３月６日までは、日暮れ後、ライトアップされた幻想的な梅の花を楽しむことが出来ます（ライトアップ時間は18:00～20:30）。

　有料駐車場もありますが混雑も考えてロマンスカーで行くのがお勧め。
　小田急特急ロマンスカーで新宿から小田原へ１時間１２分。小田原から東海道線で湯河原に向かいます。期間中、湯河原駅から毎日、臨時直通バスが運行されます。所要時間は10～15分。特急ロマンスカーは新幹線よりも割安の、特急料金を含めて大人1,770円、全席指定です。
　新宿待ち合わせの場合、小田急新宿駅改札内にロマンスカーカフェがあります。明るいオレンジ色の外観のカフェで、目の前から発着するロマンスカーを目にする位置です。

　「梅の宴」開催期間中の入園料は200円、中学生以下は無料。また、梅を堪能した後、温泉を楽しみたい向きの湯河原温泉の宿泊者には入園券が発券されます。

●湯河原梅林（幕山公園）
　住所：神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋951-1
　電話：0465-63-2111（湯河原町まちづくり部：観光課）