企画展示:サザエさん生誕70年
「長谷川毬子と長谷川町子二人展」


 このたび当館では、
企画展:サザエさん生誕70年「長谷川毬子と長谷川町子二人展」
を開催いたします。

 長谷川町子が天才少女漫画家として1935年(昭和10年)、『少女倶楽部』に「狸の面」とした作品でデビューを飾った頃、姉の毬子は川端画塾で油絵を学んでいました。女学校の頃から絵画やピアノを習っていた毬子は、その後、1938年(昭和13年)、『婦人倶楽部』に連載された菊池寛の恋愛小説「女性の戦い」の挿絵画家としてデビューを果たし、町子が漫画制作の拠点としていた『少女倶楽部』にも、佐藤紅緑や菊池寛などの連載小説の挿絵画家として、その活躍の場を徐々に広げてゆきました。
 戦前、戦中を通じて、二人の姉妹はジャンルは違えども、同じ絵を描く人として、その才能の蕾を開花させてゆきました。戦後まもなく、町子が新聞・夕刊フクニチに漫画「サザエさん」の連載を始めると、二人は姉妹社という出版社を立ち上げ、町子の漫画を単行本にまとめでは世に送り出してゆきました。出版社立ち上げと同時に、毬子はそれまでの挿絵画家としての仕事を全てストップし、姉妹社の社長として、妹である町子の漫画家としての生活を、後ろから支えてゆく側にまわりました。それにより、挿絵画家・長谷川毬子の存在はほとんど影を潜め、その分、長谷川町子の漫画家としての認知度が高まったのも事実です。

会 期 2016年4月22日(金)〜6月19日(日)
休館日 月曜日(但し祝日の場合、翌火曜日) ※4月22日(金)は無料開放
開館時間 午前10時〜17時30分(入場は閉館の30分前まで)
 企画内容
「長谷川毬子と長谷川町子二人展」では、姉妹社が出来るまでの二人の才能溢れる作家としての活動に着目し、それぞれの仕事をご紹介すると共に、それぞれが仕事を離れて描いた絵画作品の数々を展示いたします。また、4月24日(日)までの3日間に限り、「サザエさん」連載第一回の四コマ漫画をデザインしたポストカード(1枚)を、ご入館なさった全ての方にプレゼント致します。

 なお、売店では、当館オリジナルのサザエさんキャラクターグッズ等の他、ご好評のお菓子もご用意しております。
会 場 長谷川町子美術館世田谷区田谷区桜新町1〜30〜6)
アクセス 田園都市線・桜新町(西ロ)下車、西口よりサザエさん通り徒歩7分
※当館には駐車場がありません。
入館料 一般600円、大高生500円、中小生400円、団体20名以上・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方とその介添えの方各100円割引
問合せ 長谷川町子美術館TEL.03・3701・8766 FAX.03・3701・3995

















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