「伊藤晴雨 幽霊画展」
 
 今回の幽霊画は、落語家五代目柳家小さんによって全生庵に寄贈されたもので、大正-昭和にかけて活躍した画家・伊藤晴雨が描いた全四点の画幅です。
 歌舞伎や落語でおなじみの怪談の一場面、幽霊・妖怪が鮮やかな筆さばきで描かれており、舞台芸術や演芸界とも関わりの深かった晴雨ならではの作品です。
 多種多様の作品を手がけた晴雨は、画中のリアリティを追求し、江戸風俗研究にも情熱をかたむけました。
 本展では、幽霊画を中心に、緻密な時代考証による江戸風俗図などを展示し、その観察眼と筆力に迫ります。

【全生庵(ぜんしょうあん)】とは…  幕末から明治の幕臣・政治家・剣術家である山岡鉄舟(一八三六一八八八年)によって、明治16年(1883年)東京・谷中(台東区)に建立された臨済宗(リんざいしゅう)のお寺です。鉄舟と親交のあった落語家三遊亭えん朝の墓があり、怪談噺を得意としたえん朝が集めていた幽霊画のコレクションが寄贈されています。
会 期 2016年8月11日 (木・祝) ~9月25日 (日)
 休館日 8月22日・29日、9月5日(各月曜) 
開館時間 午前9時30分~午後5時30分/土曜日は午後7時30分まで(入館は閉館の30分前まで)
会 場 東京都江戸東京博物館 常設展示室 5F企画展示室(墨田区横網1-4-1)
アクセス JR 総武線両国駅西口、徒歩3分/都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分
展示構成 1.晴雨の画業
2.晴雨の幽霊画
3.晴雨の眼
特設コーナー 「幽霊が美しいスタジオジプリ鈴木敏夫の眼-」
観覧料その他問合せ TEL:03-3626-9974(代表) 東京都江戸東京博物館

















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