高糖度ミニトマト「かなか」 

 2016年12月24日OdakyuOX経堂店 2016年12月26日OdakyuOX千歳船橋店 
 2016年12月24日よりOdakyuOX、小田急百貨店で販売開始されたミニトマト「かなか」を一口食べて驚いた。高糖度とうたうだけあって果実的な美味しさがある。デザート感覚のフルーツであった。果肉は厚めでほどよい食感、口の中に皮が残る感覚がない。普通のミニトマトに比べ果汁は少なく青臭さのない甘さがふんわりと鼻に抜ける。いくつ食べても飽きがこない。

   
ミニトマトかなか
 施設内で人口光や空調、溶液を使い植物の生育に必要な環境を人工的に作り出して生産する「植物栽培」を手がけるところは小田急に限らない。冬季日照時間が少ない北欧では頼らざるをえない。
 「植物栽培」は天候に左右されにくく一年中安定的に生産でき、土地を有効活用できる、害虫の侵入が少なく無農薬栽培できるといったメリットの反面、路地栽培に比べるとコスト高になりこれを品質で差別化することができず撤退したところもあるので手放しというわけにはいかない。
 神奈川中央交通が相模原市にある未利用地の活用を目的に小田急電鉄と共同で手がけたミニトマト「神奈果(かなか)」は、栽培のときに湿度や気温などを数値化して記録、作物を作る際にこれを活かし糖度を上げフルーツ感を強めている。
 コンピューターを用いているため「最先端技術を使った農業」ともいわれている。小田急沿線で栽培し、沿線のグループ店舗での販売により、地産地消を実現させている。

 「かなか」はミニトマトというサラダに添える一品というイメージはなく一粒での美味しさが充分なだけに、サラダの和え物にしてしまうよりドレッシングなしで味わうのがよいようだ。
 普通のパックのミニトマトが298円、ブランドミニトマトは398円、「かなか」も398円で販売されていた。量が少し少ないのか、袋売りで若干値段の安いものもあった(360円ほど)。今後は店舗での販売のみならず、グループ内のホテルやレストランでも利用する予定のようだ。

 食卓で、ちょっと贅沢な一口を味わってはいかがだろうか。













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