「花森安治の仕事ーデザインする手、編集長の眼」展


 
1世紀96号の表紙 中吊り広告暮らしの手帳1世紀99号
  戦後日本の出版界でひときわ異彩を放ち、現在も多くの読者を魅了し続けている家庭雑誌『暮しの手帖』。その創刊から30年にわたって編集長をつとめたのが花森安治(1911~1978)でした。
 今年話題となったテレビドラマ「とと姉ちゃん」に登場した、『あなたの暮らし』の名物編集長・花山伊佐次は、彼をモデルとしていました。
 
 日本の暮らしをかえた稀有のマルチ・アーティスト

 戦後日本の出版文化に計り知れない影響を与えた『暮しの手帖』は、花森が他界したのちも刊行されつづけて、現在、通巻485号を数えています。
 衣・食・住を基本に雑誌『暮しの手帖』を表紙画からカット、レイアウト、新聞広告、中吊り広告まで、取材や執筆はもとより、制作から宣伝まで、すべてを手がけて30年。
 もののない時代には〈工夫とアイデア〉による豊かな暮しを提案、電化製品が普及した高度成長期にはく日用品の商品テスト〉を実施、そして食品納日物や公害問題が叫ばれた70年代には「社会の矛盾を鋭くえぐる批評」を誌面で展開。
 本展では、花森安治が遺した多数の稀少資料・約750点を展覧し、花森の作品そのものともいえる『暮しの手帖』が庶民に向けて発したメッセージに、改めて耳を傾けます。
【展覧会の構成】
第1章:学生時代の花森安治
第2章:戦時下の花森安治
第3章:暮しの手帖社の花森安治(写真右)
第4章:花森安治の装填-他社の仕事
第5章:《一銭五厘の勝)を掲げて
第6章:花森安治の「あいうえお・もの図鑑」
会 期 2017年4月9日 (日)
 休館日 毎月曜日、2017年3月20日(月・祝)は開館、翌21日(火)は休館
開演時間 10~18時(入館17時30分まで)
会 場 世田谷美術館(世田谷区砧公園1~2)
アクセス
▼小田急線「成城学園前」駅下車渋谷駅行バス「砧町」下車 徒歩10分(約5~10分毎) ▼小田急線「千歳船橋」駅下車田園調布駅行バス「美術館入口」下車 徒歩5分(1時間 2~3本)
観覧料 一般1000(800)円、65歳以上・大高生800(600)円、中小生500(300)
※障害者の方は500(300)円。ただし小・中・高・大学生の障害者は無料、介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。
※( )内は20名以上の団体料金。
問合せ 世田谷美術館 〔TEL:03-3465-6011

















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