ガイド |
戦災で失われる家々を描き残しておきたいという思いを抱いた向井は、終戦後まもない1945年の秋、長女の疎開先だった新潟県越後川口町での制作を皮切りとして、全国各地の民家を描きはじめました。
「私の民家への思慕執着は益々強まって、終生この仕事に打ちこみたいと念願している」(向井潤吉 『民家と風土』 美術出版社、1957年)と語った彼の民家を巡る旅は、生涯続きました。 |
本展は、清川が残した数多くの写真の中から、戦後間もない1951年に単身渡米、3年間シカゴなどで制作活動を行った後、帰国途中に訪れたパリで撮影された写真約20点を紹。工ッフェル塔やノートトルダム大聖堂をはじめとした名所だけでなく、パリの日常的な風景が写されています。
近代的な建物が立ち並ぶアメリ力で生活した清川が目にした、古い街並みが残るパリとは? |

本展は宮本三郎の、二度の渡欧によって西洋の古典および同時代の美術を熱心に学び生来の素描力を土台としつつ、さまざまな表現手法を駆使し多様な画風を展開して描いた「身体」に注目。
初期から晩年までの油彩・素描作品を通して、その豊かで生気に満ちた宮本の表現の変遷は如何。 |