郵政博物館誕生115年記念
「錦絵-東京浪漫展」
 
三代広重《東京蛎殻街第五国立銀行繁栄之図》
  東京スカイツリータウンの中にある郵政博物館で開催されている「郵政博物館115年記念『錦絵 東京浪漫展』」を観ると、明治初期の文明開化時代の東京の、街の雰囲気、ファッション、大きな会社、郵便や通信制度など、時代が変容し今の日本の土台が構築されていく様子がよく分かる。

 明治新時代、欧米文化が入り、洋服や洋風の建物などが登場、東京では人力車や馬車が使用されていた。作品の半分以上に馬車が描かれている。
 郵便制度が開始されたのも明治の初期で、郵便・通信に関わる郵便ポストや制服、世界の切手などのほか、郵便や通信に関する多くの作品のなかには制服を着て配達をしている“郵便外務員”が描かれた街風景作品も見受けられる。

 必ずと言ってよいほど描かれているのがガス灯や洋傘など。バルコニー付きの大きめの洋風建物などに建て替えられた郵便局や、新聞社、銀行などの洋風の建物もこの時代の移り変わりの象徴として外せなかったようだ。
 
 当時の様子はスゴロクのテーマにもなり、人力車、馬車、ガス灯、電線、活版、三菱汽船、郵便配達、蒸気船、といった流行りの物の絵がコマごとに描かれている。

会 期 2017年11月26日 (日) 【前期:~10月24日 後期:10月26日~11月26日】
 休館日 10月4日・25日、11月15日の各水曜日
開演時間 10~17時30分(最終入館17時)
会 場 郵政博物館(墨田区押上1-1-2東京スカイツリータウン・ソラマチ9F
アクセス 東京駅からJR総武線快速錦糸町駅乗換東京メトロ半蔵門線東京スカイツリー駅約16分/ほか
入館料
大人300円、小・中・高校生150円。団体入館料(10名以上)大人250円、小・中・高校生100円 ※障がい者手帳をお持ちの方と介助者の方は無料。
問合せ 郵政博物館〔TEL:03-6240-4311

















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