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「赤をめぐる旅展 祝いの水引結び」
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ー眞田岳彦ディレクション/衣服・祝いのカタチvol.2- |
日本の生活のなかで息づく「赤」という色は、古代より祝事や魔除けの意味を持ち、日本独自の伝統文化として美しさと豊かさを受け継いできました。
原材料や染織から「赤」に込められた願いを、衣服造形家の眞田岳彦氏と共に紐解いた展覧会『赤をめぐる旅』(2017年4月)に続き、今回は、「赤と祝い」展として、2月4日まで生活工房ギャラリーで開催しています。
本展では、赤い水引にかかわる土地をめぐり、日本人の「祝う心」や「願い」を、展示物と眞田氏の作品とから会得できるよい機会です。
【展示内容1】
赤をめぐる旅をもとに、眞田岳彦が衣服造形作品をつくり展示
日本の繊維を作品の素材にしてきた私は、これまで、苧麻(からむし).木綿.羊毛.絹など伝統繊維に関わる土地を訪ねてきたが、今回は「水引の赤」を求めて、京都、金沢、長野、東京を歩いた。
日本人は平安の昔から赤と白の糸を用い、他者への贈り物や祝いの品を大切に結び、喜びの心を伝えてきた。紙を丁寧に縒りつくられる水引糸の結びには、喜びを分かち合い、心豊かな生活を得ようとした日本人の姿を見ることができる。(眞田岳彦)
【展示内容2】
水引の産地で出会った祝いを継ぐ人、物、事/祝いの水引結び/水引工芸/風土と歴史
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■Access
東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅直結 世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内
■開館時間 午前9時~午後10時 ※生活工房ギャラリーは午後8時まで
■問合せ: TEL03-5432-1543 公益財団法人 せたがや文化財団生活工房 |