特別展「ゆかた浴衣YUKATA
  すずしさのデザイン、いまむかし
   
【左岡田三郎助《五葉蔦》 昭和42年(1909) 泉屋博古館分館[通期]     【右豊原国周《御贔屓高仰積樽》 江戸時代 慶応3年(1867)  個人蔵[後期] 
 
  現在の入浴「湯につかる」以前はサウナ式の蒸し風呂が中心で、風呂を暗示していた「町風呂」は17世紀後半ころから普及し始め、武家などに限られていた。町風呂では必ず肌着をつけていた。肌着は麻。それがすなわち「ゆかた」。
 ゆかたは江戸時代前期前はもっぱら武家男性の衣服に用いられていたが、女性向けファッション雑誌「小袖雛形本」には女性が好みそうな藍染めの型紙や、入浴後のリラックスした人々や楽しく大胆なゆかた模様などが収録されている。

 江戸時代中期には武家用型染め製品の制作を通して町人層がその量産と経済性に気がつき、ゆかた普遍化の起点となった。

 【写真右】 特別展「ゆかた浴衣YUKATA」展会場
会 期 2019年7月7日(日)
 休館日 毎週月曜日
開園時間 10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
会 場 泉屋博古館(港区六本木1~5~1)
アクセス 東京メトロ南北線六本木一丁目駅下車北改札正面出口より屋外エスカレーター約3分、ほか
イベント ゲスト・ギャラリートーク
6月8日(土)15:00-16:00 長崎巌先生(本展監修者・共立女子大学教授/共立女子大学博物館館長)
講演会
6月29日(土)15:00-16:00 松原伸生氏(染織家・長板中形) 菊池理予氏(東京文化財研究所研究員)
[定員]50名/当日10時より入場された方ー名につき一枚、座席指定付整理券を配布
ランチタイム・ショートギャラリートーク
6月13日(木)・20日(木)・27日(木)各日12:15-12:45 [ナビゲーター]森下愛子(泉屋博古館分館学芸員)
七タコンサート
7月5日(金)17:00-18:00 [演奏] 茂木新緑氏(チェリスト・N響団友)
[定員]50名/当日10時より入場された方ー名につき一枚、座席指定付整理券を配布
料 金
大人1000円(800円)、大高生800円(640円)、中学生以下無料 ※( )内20名以上の団体料金
問合せ 〔TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)〕

















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